2014年10月8日水曜日

小物考2

現場に持ち込むシステムから外れる物として何を持って行くかなと言うと、ケーブルチェッカ、フェイズチェッカ、テスター、チューナーなどかな・・SMAARTはシステムに組み込むことが多いので小物からは外そう・・
とはいっても、簡単なコンデンサーマイクを付けたモバイルパソコンにSMAARTを組み込んだ物を片手に持ってハウスの回り込みをチェックしたりするのは結構便利だね・・

さて、ケーブルチェッカ、以前はSCAの物しか無くて結構高価だったが今はオシレータ組み込みでBehringerから安価に出ている。
フェイズチェッカ・・これは批判的な人もいるし、メーカーによってはワザとHigh.Lowの位相を変えて全体のカラーとしている場合もあってなかなかに難しいが、マイクの位相を揃えたりと言う目的には確かに重宝する。
もっとも、安価なライブミキサーでフェイズスイッチがついていない場合や、太古品のミキサーで同じくついていない様な物で仕事をしなくてはいけないときは位相反転アダプターを持って行かなくてはいけない。

テスターは家庭用のあまりにも安価な物ではグランドあわせに使えないのでパス。
交流電圧測定モードでプローブの片方を手に持って測定できるくらいのが使いやすい。

チューナーは本来ミュージシャンの領域であるがローズなどのコンディションが悪いときはよくチューニングし直してあげいている。
また、オクターブを合わせられないギタリストなどがたまにいるし・・アマチュアでは特にだな・・んで、耳で合わせても信用してくれないのでチューナーを使って目に見せてあげる・・チューナーなんかあてにならないと私は思うのだが・・
平均率と自然音階の突き合わせを知らないようならそもそもチューニングは合わせられない・・

さて、ドライバーなどの工具類であるが、ニッパー、ラジペン、プライヤー、カッターなどは当然必需品。
ストリッパーは善し悪しかな・・
ドライバーであるが、筆者はKTCのミラーツールが好きで使っている。
もちろん絶縁ドライバーではないので通電物には使えないが、そのビットの精度は極めて高いし、木柄の感触も大変に気持ち良い。
スナップオンのドライバーはインチビスには有効。ミリビス(ISOビス)にはビットの規格が違うのでねじ頭をなめる・・
これはバイクや車のカスタマイズをしている連中の間では常識。
とはいってもラチェットなどの作りは絶品だね・・

通常のカッターのほかに電工ナイフと呼ばれる刀状のナイフを持っていると電源ケーブルの被服を剥くときなどは速い・もっとも電気工事のトレーニングをした人の間の話だけれど・・

卓上に入力名称を書き込むのにドラフティングテープ(昔の製図用テープか、塗装で使うマスキングテープ)を使うと剥がしやすいし書き込みやすい。以前布ガムテを使っていたらプレートが剥がれてしまったことが・・
幅広い物も売っているので、自分のミキサーに合わせましょう・・

そうそう、チャンネル名称はフェーダー部に書き込む物と卓裏のコネクター部に書き込む物と2種類作るといい。
というもワイヤリングを他に人に頼むときにミスが減るし、トラブル時の確認にも良い。
なお言うならマルチボックスにも貼っておくと問題解決がスムーズ。
誰でもいつでも理解できる・・というのが複雑な現場になればなるほど大事。自分は知っているとか、自分なら分かる・・というのは無しね・・他人に理解してもらわないと仕事は進まないから・・

カラービニテも各種用意しておくとマイクやスタンドのカラーマーカーとして使える。
カメラが入っていると簡単ではないけれど、そうでなければ遠方からの識別に便利。

57のウィンドスクリーンも同じ理由でウレタンのカラースクリーンにしていた・・

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