表題の言葉は、客席内でオペレートしているとき、休憩時間などでよく聞かれるんですが・・ご同輩なら結構経験されていると思うんですが・・
プロとして仕事するときに、必要十分であるが、最小限の機材で・・と言うことは、採算上からも作業量からも当然真っ先に考慮する問題ですね。
したがってシステムの規模を決める因子を検討してみます。
※ 一つにはどういった種類の仕事なのか(音楽?芝居?講演会?)
これはミキサーや周辺機器の規模を決定します。マイクを20本使いたいと言われればその規模はクリアしなければなりませんし、講演会だから3本で十分と言われればそれに対応して。
ミュージカルみたいに何十本とか言われると、それも可能な限りクリアしないことには仕事にならないわけですよね・・
逆に言うと、講演会に何十チャンものミキサーを持って行っても、でかいし重いし無駄なだけ・・
もちろん足りなくしたらアウトですが・・
※ もう一つにはどこでやるのか・・
これがシステム全体の規模を決めるときに大きなファクターです。
例え一本しかマイクを使わなくとも、横浜アリーナでやるんならそれだけのスピーカーシステムが必要だし、例え何十本マイクを使おうと教室のようなところなら大概小型スピーカーですよね・・
費用的にはこちらのファクターが非常に大きいわけで・・アリーナだとステージ組み、スピーカーをフライング(正しくはリギング)するための膨大な設置費用が必要です。
必要とされるスピーカーの数も膨大だし、それを駆動するアンプ類、そのアンプが消費する膨大な電力源のチャーター。
ですから、プロはそのミキサー何チャンですか?とは決して聞かない・・というのはそう言う部分をよく分かっているからなんですね・・
よく、主催者さんで、タレントのギャラが5万なのになんで音響に10万かかるんだ!などと仰る方がおられます。
あ~・・例えタレントが0円でも(つまり素人だけでも)会場が体育館ならそれに適した規模、野外ならやはりそれに適した規模の機材が必要なのですよ・・と、答えていますけどね・・
逆にタレントさんに一千万払っても、お座敷でやるならPAは一切必要ないし・・だから音響はそのイベントの性質と会場の規模で費用が決まるんですよ・・(もちろん質にも因りますが・・)
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