2014年10月8日水曜日

その他の建築音響

さてさて、今回はその他の話。
ホール音響の話は、結構眉間に青筋を立てて語る方がたくさんいらっしゃる。
良いことである。それなくして日本のホールの音は良くならない。

が、ホールの同じ建物内の他の場所(ロビー、会議室、トイレ)とか、普段仕事をしている環境、立ち寄り先、その他諸々の生きている限り関わる場所・・そう言うところの音環境って・・きもちいいっすか?

管理人個人としてはとにかく事務室とトイレの音環境の悪さに閉口しています。

事務室に関してはとにかく暗騒音が大きい!反射音他きつい、吸音率が悪すぎ!とか・・
換気扇の音だけだったのがコピー機械の動作音にサーバーのけたたましいブロアーノイズ!椅子を引いても気になるフロアー、電話やファックスのけたたましい音・・
なんでこれで誰も机をひっくり返さないんだ・・と思うほどなのね・・
おまけに喧騒を逃れて駆け込んだトイレでは身動きしただけでとどろき渡る反響音。トイレットペーパーのホルダーのけたたましい音・・
こういう音感性が日本人の音感性を表しているようで忸怩たる思いがするのよね・・

コンサート会場で良い音って確かに大事。
でもMCの落ち着いた静かなたたずまいとかBGMの穏やかさとか、駅のホームが静かだとか・・まぁ静かと言えないまでもいらいらしない軟らかな落ち着いた音声とか・・

なんでこれほどまでに暴力的な音が町のあちこちに溢れているのか・・
こうしたことに何ら異議を発することが出来ない・・あるいは気がつかないという摩滅した感性に愕然としたものを感じるこの頃・・ってずいぶん昔からか・・

行ったことはないのだけれど・・ヨーロッパはずいぶん静かだと聞く。
本来、静けさを愛する感性は日本人にこそ備わっていたと思うんだけどねぇ・・

そう、これを見ているあなた・・
豊かな音量も確かに素晴らしい!
でも、真の静寂を知っているか?
無限の空間の静寂を知っていてのオペレートなのか?
いや、これは一人音響マンにのみ問いかけるのもではなく、すべての表現者に問いかけたい・・
真の静寂をあなたは表現できますか?
生きると言うことの中で・・



な~んて格好いいこと言ってますがね・・^^;;;;

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