2014年10月8日水曜日

Re: タイトルなし

さて、ツイーターが飛んだ?話を先日書いた。
同じ知人、某A社のワイヤレスチューナーが電源が入らなくなったとやはり修理に発注してくれないかとの話。
状況を聞くとACアダプターの受口がやばいらしい・・

確かに輸入代理店とも仲が良いし、修理発注はすぐ出来るのだが、たぶんアダプターコンセントの基板剥離かハンダが外れたと踏んだ・・

で、「多分すぐ直せると思う・・」と答えて引きとり、ケースを空けたらやはりソケットの中心極の基板の細くなっている部分で、基板の断裂剥離を起こしていた。

で、半田をテンコ盛りしてやって物理強度もついでにアップ!
正常な方も同じくテンコ盛りでついでに強化!

詳細に観測したらアンテナのシールドカバーも浮いていたので両者再半田並びに強化!

ここらへん・・今の製造工程では半田漕にどぶん!で薄く付けて終わりなので、どうしても半田自体の物理強度は取れない。

チップパーツは問題ないんだけれど、応力を受ける部品は人手による半田の盛り上げなどを行なった方がベストなのだが、これはコストの問題からどこもしないだろうなぁ・・ましてや長持ちされるより適当なところで壊れてくれた方が良いと思っているだろうし・・

さて、物理応力と言えば搬出入やトランポでの問題、接続時の問題などが考えられるが、まれに音響振動、発信振動によって半田にクラックが入ってしまう場合も有る。

モーターなどの稼動部品、そしてスピーカーもそう・・
意外なことにブラウン管機材だと高圧チョークコイルの発信によることも有る。

良く知られた例ではAppleのMacPlusなどのコンパクトMacでのチョークコイルのクラックでのブラックアウト現象がある。

アナログ基板のチョークコイルの半田が同心円状に白くなり導通が切れると言うもの・・
対処法はそこを再半田することだけで済んだ・・

機材をチェックするときに、半田が妙に白っぽくなっていないか気をつけてみよう。
良いハンダ付けがされているところは鏡面になっているはず。
白っぽいならハンダ付けがまずいか繰り返し応力による金属疲労を疑おう。

で、くだんのワイヤレスチューナー・・ばっちり直って快調です。

2 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS: ae995b6607e4a2092757b6e02ebd890b
    はじめまして
    よく出入りしているとある小さな音楽バーにおいてある電子ドラムとその拡声用アンプ(汎用キーボードアンプ)が、よく具合が悪くなるのですが、その原因のほとんどが半田クラックの類なんですね。アンプのほうは、三端子レギュレータやコンデンサなど、背の高い部品での発生が多い傾向がみられますので、大振幅の音振動で常時揺すられるのが大きな要因だろうと推察してます。メーカーからは「電子ドラム用」と謳われたアンプが出てるようですが、振動対策がどう施されてるか興味があるところです。
    半田クラックに反応いたしました。

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  2. SECRET: 0
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    phaser800さん、はじめまして。
    大音量の振動もありますが、信号そのもので振動しているようです。
    有名な例では、MacPlusなどアナログ回路のチョークコイルのクラック。
    ワイヤレスマイクなど、最近であったトラブルはこれが多いです。
    鉛フリー半田はどうもクラックが入りやすい傾向にあるように感じます。
    環境を考えると悩ましいところですね。
    まぁ、パーツ自体が小さくなって、目視検査が難しいため半田不良を見つけるのが検査機械頼り・・と言うあたりにも原因がありそうですけど・・
    > はじめまして
    >
    > よく出入りしているとある小さな音楽バーにおいてある電子ドラムとその拡声用アンプ(汎用キーボードアンプ)が、よく具合が悪くなるのですが、その原因のほとんどが半田クラックの類なんですね。アンプのほうは、三端子レギュレータやコンデンサなど、背の高い部品での発生が多い傾向がみられますので、大振幅の音振動で常時揺すられるのが大きな要因だろうと推察してます。メーカーからは「電子ドラム用」と謳われたアンプが出てるようですが、振動対策がどう施されてるか興味があるところです。
    > 半田クラックに反応いたしました。

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