2014年10月8日水曜日

スピーチに特化したアプローチ

 地元に残る古い木造校舎の学校を会場に、昔ばなしの講義が開催されている。
 今回が2回目で2日間に渡って行なわれた。

 管理人も実行委員の一角を占めている関係で、資料作成などに携わっているのだが、当然当日の音響も依頼されるわけだ・・
 とはいっても、前回も他の行事との絡みで当日は顔を出せず、今回もまた初日の最初しか当日参加は出来なかった。
 よって、地元の仲間にお願いしてオペレートをお願いすることとなったわけだ。
 まぁ、昔ばなしと言うことで、当然実演の語りと講義が主になる。

 で、前回、講師の先生がマイクをかなり離して離すタイプの方で、よく聞こえなかったといわれたので、今回は自分が準備に関われることもあって、ディレイシステムを組んで音圧を上げなくても明瞭度を確保する方策をとった。

 もちろん、チューニングも自分で行い、マイクから50cm程離れても充分に聞こえる(とは言っても閑散時だが・・)ということで、充分な音圧を確保し、明瞭度も確保したわけだ・・

 システムはシンプルにモノラル構成とし、ディレイマシンの各々のchをFOHとディレイスピーカーに振り分け、結構な音圧を確保したのよね。

 で、本番・・

 開催時期が3月の20日過ぎとは言っても当地はまだまだ寒い・・
 で、会場の分校体育館は古い建物ですきま風も多く、4台のブルーヒーターが持ち込まれたわけだ・・

 こいつが想定外なことにかなりの騒音を出してくれる。
 聞き取りにはつらい状況だが、幸い充分な明瞭度が確保されている。

 で、しばらく進行状況を確認し、オペレータにその後を託して別イベントに向かったわけだが・・

 当日夜、オペレータ氏から連絡が・・

 ものすごい講師の先生が突如スピーカーの真ん前でマイクをかざしてハウリングを起こされて、それ以来音がおかしくなった・・と・・

 う~ん・・考えたね・・

 そうか、ディレイマシンに使ったハウリングサプレッサが過大に動作してその設定が残っているのか・・ということで、リセット方法を伝授して取りあえず解決。

 こう言う便利ツールって、万一の保険と思ってセットしておいたのだが、保険がトラブルの元になってしまったようだ・・
 まぁ、古い機種でインターフェースが分かりにくいってのもあるんだけどね・・

 また、オペレート的には演者の動作をよく観察して、危険を事前察知するのが基本になるかな・・

 でも・・講義のオペレートって長時間だし内容に興味がないと確かに途中でつらくなるであろうことは想像に難くない・・まぁ、次回は自分でオペできるかなとは思うけどね。

 今回は講師をカメラで撮影し、プロジェクターで拡大し、よく見えるようにしたことなど、色々準備も大変ではあった。次回は真夏の体育館になる。日差しの方向なども検討課題だなぁ・・

 さて、この時、グースネックタイプの小型コンデンサーマイク・・まぁよく演台などに使う奴ね・・を使用したのだが、寒い中で暖房が入りだしたら途端にノイズが乗り出した・・結露によるものね・・これはドライヤーなどを準備した方が良いか・・
 さらにMC用の58が音痩せ・・う~ん・・借り物とは言えトラブルが多いなぁ・・とブツブツ言いながらチェック・・かなり錆びたマルチボックスなので回線トラブルかなと踏んだのだが、さんざん調べた揚げ句、結局58のヘッドだった・・おそまつ・・

 小規模カンパニーで借用機材の多い場合は相手も小規模だったりして機材のメンテが不十分なことも多い。
 もし時間の余裕が取れるなら事前に一通り機材のチェックなりメンテをした方が無難だが・・そういう余裕があるなら良いんだけどね・・

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