アナライザ・・と聞くと諸兄は何を思い出すだろうか・・
管理人が娑婆に出たころ、某大企業で衛星通信の仕事をしたことがある・・
とはいっても直接の社員ではなく、下請け経由の応援部隊だったんだが・・
で、2G帯のバンドパスフィルターの調整検査をしていた。
来る日も来る日もスペクトラムアナライザを使ってVSWRの計測をしながら調整作業に明け暮れたものだ・・
んで、そのアナライザ・・HP製で当時800万ぐらいしたのだ・・
HP(ヒューレットパッカード)と聞くと、今の人はほとんどパソコンメーカー?と思われるだろうが、我々世代はまず計測器メーカーで、横河電気を傘下においた会社・・横河電気は国内の測定器最大手・・とくに大学などの研究室で使う高精度型のものの・・と言うイメージが強い。
当時はスイープジェネレータの信号をスペクトラムアナライザの同期信号に突っ込んで横軸に周波数を表示し、ゲインを図ると言うやり方だった・・
実は、これを単体の計測器で出来るようにしたのがリアルタイムアナライザの初期形態なのだ・・
現在は膨大なフィルターアルゴリズムのもと、ピンクノイズあるいはホワイトノイズから帯域別ゲイン計測が出来るようになっている。
さて、FFT計測と言うものもある・・
メイヤー社のSIMシステムや、SIAのSMAARTが音響現場では一般的だが、こちらは高速フーリエ変換が高速演算チップの恩恵で一般化してきた。
SIMシステムはメイヤー社の講習を受けた人しか扱えないところ・・またそのライセンスが高いことなどから今でも高嶺の花である。
SIAのSMAARTソフトは良くできているが、いかんせんライセンス認証もうるさいし、キャリブレーションに特有の癖がある。
で、現場で手軽にとはなかなか相当に経験のある御仁でも簡単とは言いかねる。
が、管理人、PCがらみの問題もあり、スケジュールその他の動機の必要から携帯電話をiPhoneに変えた。
で、見つけたのよ・・FFTソフト・・
これがなんと2,300円
うっそ~!てなもんだわ・・
で、このメリット・・
何せ携帯だからステージ上でもどこでも計測できるのよ・・
これはステージ上の回り込みその他チェックにこれほど便利なものはないと注目しているのだ・・
ちなみにちょっと前まで音響計測のスタンダードだったRTA・・このソフトがなんと800円
「おじさん参ったねぇ・・」
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アナソフトぐぐったらここにきたヨ!
でソフトiphoneにいれてんですか?情報オネガイします。
では~~~会合で!
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こんにちは。いつも楽しみに見ています。アマですが、私もiPhoneで使ってます。 signal scopeを使っています。
便利が良いですよね!!
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なんとお二方からコメントを頂いたにも関わらずお返事が送れて恐縮。
stadio six digitalのFFTなるソフトをインストールしたのよ。
これまでにもFOHのステージへの回り込みのカットなどに大活躍。
ヴォイスチューニングでも気になる帯域のカットが速い。
悪くないよん。(マイクが生きるのでハウりやすいけどね)
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このばあい、
マイクはどうしたらいいでしょうか?内臓まいくではよくはかれないですよね?
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> このばあい、
> マイクはどうしたらいいでしょうか?内臓まいくではよくはかれないですよね?
コメントに気づかずお返事年越しになってしまい恐縮です。
私が本文で紹介したソフトは、内蔵マイクでチューニングされているそうですので、外部マイクは一切不要です。
また、外部マイクを使うなら普通のPC用アナライザと使いかっても変わらなくなってしまいますので・・
あくまで、ワンツーチェックでその場で使えるという便利さを重視しています。
出演者から自分の音が聞こえない!と言われたときに、表の音の回り込みをチェックして表を落としたり・・という用途には極めて便利だと思っています。