2014年10月8日水曜日

SP盤の録音その後

波乱万丈のSP盤録音でした。

まず・・お借りした蓄音機、まともに回らない・・前にお借りしたときは普通だったので、この時点で予定外。

ゼンマイが切れるほど巻いても、ある程度リリースしても駄目・・ガバナーをどう調整しても駄目・・

で、アーム自体の角度がある程度付いても再生可能なことを利用して、古いプレイヤーのターンテーブルを利用。(78回転が可能。これをケースから外して当該蓄音機に斜めにセット・・ダイヤフラムのケースが触れないようにセットし、何とか録音を開始。

最初に出たトラブル。
え?サウンドオンサウンド?輪唱?テープゴースト?のような音が・・
皆で首をかしげる・・まさか昔デジタルディレイはなかろうて・・
ターンテーブルの角度によってアームの針圧が不足したか?

で、とうとう何枚かしてトルク不足により正常に回らない現象が・・

元の蓄音機に戻したりあれこれやっても駄目・・

とにかく音がでるとすぐ止りそうになる・・

で、もしやと試したのが、アルコール洗浄ならぬ、グリースアップ。

どうもレコード盤面が磨耗して摩擦係数が増大しているのではないか・・ということで、スプレーグリスでコーティングとクリーニング。
見かけは新品っぽく光る。オリジナルは白ボケっぽかった。

で、試した見たらがぜん調子よい。
各楽器の分離も向上。ノイズも減った!
で、各盤面をコーティングして再録音。

で、無事終了。

いや~SP盤の収音でこんなまねをした人はいないんじゃないかなぁ・・

でも、音質は間違いなく向上、S/Nも向上。明瞭度も向上。
長期保存性がどうかはちょっと心配。

ということで、ちょっとした裏技・・って、だれもSP盤なんか使わんか・・

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