先般、大先輩から後進のための本を作るので、お前も意見を!と言われ、ある事ない事をお答えして愚見を披露したのだが・・
その意見を考えている途上感じたこと・・と言うか・・前々から考えてはいたのだけれど・・
日本人は視覚的民族であると中学時代の恩師から教えられたことがある。
日本人は典型的な目からの情報に特化した民族で、ヨーロッパは耳が発達しているのだとか・・
さて、翻って日本の音響業界のマスの小ささを思うとき、思わず悲しいものが漂う。
InterBEEに行っても音響エリアの小ささは言うまでもなく、韓国にも及ばないのではないか・・と思ってしまうね・・っとこれは韓国を卑下しているのではなく、人口比から想定される絶対マーケットサイズの意味ね・・
で、なんでこんなに音響は重要視されないのか・・
これは、コミュニケーションを軽視している社会風潮があるのではないかなと・・
人類はなぜ人類たりえるか・・
これは、偏に言語を利用したコミュニケーション手段を獲得したことに尽きると思う。
これによって、霊長類からも抜きん出たわけだ・・
視覚能力なら人間以上の生物は沢山ある。文字情報も言語が発達したあとのことで、未だ文盲率の高い地域は沢山ある。それでも高い文化は成立しているのだ・・
何ゆえか・・
そう・・言葉の力=コミュニケーションの力・・なんだな・・
人と人を繋ぎ、相手をより高いレベルで理解しよう、共感しよう・・という、この能力に書かせないのが言葉・・そしてそれを媒介する音なのだな・・もちろん、コミュニケーションには表情なども大切だけど、表情だけでは危ない・・
笑いの表情は怒りを途中で止めた形であるとの研究を見聞したことがある・・それぐらい危ない要素が多いのだ・・
さて、翻って考えると、音の仕事の重要性がひしひしと感じられない?
良い音とか原音なんて知らないけれど、言いたいことが伝わるかどうか・・はすごい重要だよね・・
言いたいことの中に、音楽的表現とか、演劇的表現とか芸術的表現も含めると、我々の仕事と言うのは、伝えたいものを持っている人と、それを受け取る人をつなぐ・・つまり、コミュニケーションの根源に携わっているのだと思うのね・・
過剰言語の洪水にうもれている今だからこそ、コミュニケーションの達人としての音響屋の意義は深まっていると思うんだけれどねぇ・・
だれも、こういう側面から音響を語る人はいないのかな・・
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ごぶさたしてます。まさるこです。
あいかわらず忙しいので年に2個くらいのビデオ作品しかつくれない日々を送ってます。
音響効果に気がつかないおかげで、けっこう大変な目にあってます。
先日職場の旅行をビデオで編集して某ホテルで発表会したんですが、音響はプロジェクタから出る音のみ。
会場が広いので音を最大にしてバリバリ割れた音楽での発表でした(;;)
��GMと効果音選択は相当パワーを使ったのに、効果半減だよーー、それ以下か、、、
今度からは全部自分でセットしようと覚悟しました。
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まさるこさん、こちらも見られてましたか・・
はてさて、ビデオ機器ですが、あまり音響的にしっかり作られているものはないですねぇ・・
SonyのDVCAMなんかもキャノンコネクターがついていても業務レベルを受けられなかったり・・
知り合いのカメラに適正レベルで送り出すのにパッドを購入したりずいぶん往生した記憶が・・
ビデオ情報は皆さん重要視しますが、無音のホラー映画があまり怖くないと言うことと一緒で、感情の深いところに音は入り込むようです。
ですから、表現を考えるときに最も大事なことと言って良いと思うのですが・・音って・・