2014年10月8日水曜日

日本語は難しい

 以前にもチョット書いたんだけど・・角田忠信氏の書いた「日本人の脳」と言う書籍を始祖として、非常に沢山の右脳・左脳論が書かれた。
 まぁ、眉唾的なものも沢山有るのだが、右が感情で左が理性などと簡単に割り切れるものではない・・

 とまれ、日本語圏で育った人間は、虫の声や邦楽器を左脳と言うより言語野で処理するらしい・・と言う部分に注目したい。

 言語野というのか、理論的に物事を処理する部分の脳は、マルチタスクが苦手である。
 よって伊藤 乾 氏のコラム http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070619/127758/ なども参照していただければ幸いだが、一つのことでいっぱいになりやすい。

 よって、邦楽器と日本語とは組合せが非常に難しいのだ。

 また、同コラムに有ったように感情的に盛り上がっているときは同じく理性的な判断力が低下している・・
 ということは、サビの部分ほど、言葉が良く聞き取れるバランスにしないと、日本語の歌としては成立し難いということになる。

 さて、理論的な脳はマルチタスクが苦手である・・ということは、感情的あるいは肉体的な部分を司る脳は、かなりのマルチタスクをこなしている。
 だって、意識の如何に関わらず心臓は動いているし、消化もされている。呼吸もしているよね?
 楽器を演奏しながらぼ~~っとほかのことを考えていることさえ有る。

 楽器のトレーニングやスポーツのそれはまさに理論脳で考えたことを肉体的な反射の領域に持っていくことにほかならない。
だからギターを弾きながら友人とおしゃべりなんて事も出来るわけだ・・

 ということは、少なくとも毎日の仕事はなるだけ無意識領域になるまでトレーニングしておくことで、他の部分に神経を使える余地が増えると言うことだな・・

 氏のコラムはさすがに一級の指揮者だけ有って、我々の仕事でも非常に参考になるので、時間を無理して取ってでも読んで見ていただきたい。
 感情のコントロール、チームのまとめ方など示唆するものは沢山有ると思う。

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